最近、お米の価格が上がっている中で、「通販で安く買いたい」と思う人が増えています。
そのスキを狙って、偽の通販サイトや詐欺業者が急増中なのをご存じですか?
激安をうたう広告、農家直送を装うSNSアカウント…。実際に「商品が届かない」「全然違うお米が送られてきた」という声が後を絶ちません。
この記事では、お米通販詐欺の手口や実例、安全に購入するためのチェックポイントまで、徹底的に解説しています。
大切なお金と個人情報を守るためにも、ぜひ最後まで読んで安心してお米を選べるようになってくださいね。
- 激安をうたうお米通販には詐欺が潜んでおり、注文前の確認が命を守る。
- 特商法の表示や支払い方法のチェックで、安全なサイトかを見極められる。
- 不安や被害があったらすぐに188などの公的窓口に相談すれば対処可能。
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お米の通販詐欺が急増中!高騰の裏で広がる偽サイトの罠

お米の通販詐欺が急増中!高騰の裏で広がる偽サイトの罠について解説します。
ここでは、最近急増している「お米通販詐欺」の特徴や、よくある被害のパターンについて、わかりやすく解説します。
①「激安」「農家直送」を装う偽業者
最近、SNSやネット広告でよく見かける「激安お米」「農家直送!新米がこの価格!」といったキャッチコピー。
一見、農家さんが直販しているように見えるサイトやショップアカウントですが、実はほとんどが偽物だった…という被害が増えています。
たとえば、存在しない農園の名前や架空の農家写真を使って信用させ、実際には無関係の業者が運営しているケースも。
サイトデザインも凝っていて、一見しただけでは見分けがつかないものばかりです。
「新米が10kgで2,000円以下」など、あまりにも安すぎる表示には警戒してくださいね。
②届かない・中身が違うなどの典型的な被害例
お米通販詐欺の典型的な被害として、「注文したのに商品が届かない」「届いたものが全然違う」などの声が多く寄せられています。
たとえば、「特Aランクの新潟産コシヒカリ10kg」を注文したのに、無印の古米が送られてきたり、そもそも連絡が取れなくなったというケースも。
また、「販売者が電話に出ない」「メールがエラーになる」「サイトが突然消える」といったトラブルも後を絶ちません。
届いた段ボールも、送り主の名前が通販会社ではなく個人名になっていたという話もあり、後から苦情を言おうにも行き場がないんですよね。
泣き寝入りしてしまう人も多いのが現実です。
③SNS広告やDMがきっかけのケースが多い
詐欺業者がよく使う手段として、「Instagram広告」「TwitterのDM」「Facebookのグループ投稿」などがあります。
最近は個人の農家アカウントを装って、「収穫しすぎて困ってます!直送します!」といった投稿が流れてきます。
そこに「応援したい!」「安いし買ってみよう」と思って購入した人が、被害にあうというパターンがとても多いです。
また、詐欺サイトは広告出稿にもお金を使っていて、Google検索やYouTube広告にも表示されるケースがあります。
「広告に出てる=安全」と思ってしまいがちですが、そこに落とし穴があるんです。
④個人情報だけ抜かれるケースも
もっと怖いのは、「お米は届かないのに、名前・住所・電話番号だけは相手に渡ってしまう」というケース。
これはフィッシング詐欺のように、通販を装って個人情報を集めているパターンです。
なかには、注文フォームにクレジットカード番号を入力した瞬間に不正利用されたという例も報告されています。
つまり、「商品が届かない」だけではなく、「自分の情報が売られてしまう」という二次被害もあるんです。
気軽に名前や住所を入力する前に、そのサイトが本当に安全か、必ずチェックするクセをつけましょう。
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こんな通販サイトは要注意!詐欺業者を見抜くチェックリスト
こんな通販サイトは要注意!詐欺業者を見抜くチェックリストを紹介します。
「安い!」「便利!」だけで通販を選ぶと、思わぬ落とし穴にハマることも。ここでは、実際の詐欺サイトに共通する“怪しい特徴”を解説します。
①運営者情報が曖昧 or 無記載
まず最初に確認してほしいのが、「特定商取引法に基づく表示」ページの有無です。
まともな通販サイトであれば、運営会社名・住所・電話番号・代表者名などが記載されているのが当たり前です。
しかし詐欺サイトでは、「販売者:◯◯ファーム」などと書かれていて、会社名や法人番号が存在しないことが多々あります。
また、連絡先の電話番号がなく、メールアドレスだけだったり、フォームだけの対応になっている場合も要注意です。
記載があるかどうかだけでなく、「その住所に本当に会社があるのか」「電話番号が機能しているのか」も調べてみてくださいね。
②支払い方法が「銀行振込のみ」
通販サイトで「銀行振込のみ」「前払いのみ」となっていたら、疑ってかかるべきです。
通常、クレジットカード、代引き、後払い、コンビニ払いなど、複数の支払い手段を用意しているのが一般的です。
それなのに「振込先をメールでご案内します」や「口座は個人名義」という場合は、まず詐欺を疑いましょう。
また、支払い後に音信不通になったり、返金に応じないケースも非常に多いため、「振込しかできないサイトでは絶対に買わない」と決めておくのが安全です。
③価格が相場より極端に安い
お米の市場価格は、10kgあたり平均で4,000〜6,000円ほどが相場です。
それが「今だけ1,980円!」「農家直送で半額以下!」というような表示だったら、それはお得ではなく“罠”の可能性大です。
特に「特Aランク新米」「魚沼産コシヒカリ」など、ブランド米を安く出しているサイトは要注意です。
価格が常識を超えて安すぎるものは、「在庫処分」や「生産者応援」などと名目をつけていても疑ってかかりましょう。
本当にお得なものは、すぐ完売しますし、あえて広告に出すようなことはしませんよ。
④口コミ・レビューが不自然に高評価
レビュー欄があるからといって、安心してはいけません。
詐欺サイトの多くは、「自作自演」のレビューを掲載しており、写真付き・★5ばかりの評価になっていることがよくあります。
たとえば「届くの早い!」「すごくおいしかった!」というテンプレのようなコメントが並んでいたら、怪しいと考えていいでしょう。
本当に信頼できるレビューは、良い点だけでなく、少しの不満点や客観的な感想も混ざっているものです。
過剰な絶賛レビューばかりが並んでいたら、まず疑うクセをつけましょう。
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実際にあった「お米通販詐欺」事例と被害の内容

実際にあった「お米通販詐欺」事例と被害の内容を紹介します。
※以下の事例は、実際に消費者庁・SNS・報道などで報告された事案をもとに構成した再現エピソードです。個人を特定しない配慮のうえで、実態をわかりやすく伝えるために再構成しています。
①偽ブランド米を販売していたSNSショップ
Instagramで見つけた「魚沼産コシヒカリ10kgが限定2,000円!」という広告。
写真には農家の作業風景や稲穂のアップが並び、「収穫過多のため緊急販売」という説明も。
購入した30代女性は「直送されるのが嬉しくて応援のつもりで注文した」と話します。
ところが、届いたお米はパッケージもラベルもない白い袋入りで、味も風味もまるで違ったとのこと。
連絡しようとしたときには、すでにInstagramアカウントもショップページも削除されていました。
②届いた商品が全くの別物だったケース
70代の男性がネットで見つけた「北海道産ゆめぴりか5kgセット」を注文。
ところが届いたのは、ラベルも貼られていない茶色い紙袋に入った謎のお米。
炊いてみると食感も風味も悪く、「これは古米か、混ぜ物ではないか?」と疑いに。
運営元に問い合わせても「個体差があります」の一点張りで返金に応じず、二度と連絡が取れなくなりました。
結局、そのまま泣き寝入りに…。「お米が安くなるはずないって、わかってたのに…」と悔しそうに語っていました。
③個人農家を名乗るも実体がない例
TwitterのDMで「長野の農家です。家族経営で頑張ってます。よかったら応援してください」とメッセージが届いた50代女性。
心を打たれて「試しに10kgだけでも」と送金したものの、その後まったく音沙汰なし。
調べてみると、使われていた農園名も実在せず、ネット上には同じ文面のDMを受け取った人の報告が複数見つかりました。
農家の顔写真や子どもの写真まで使われていて、本当に信じてしまったとのこと。
感情に訴えかける手口は、詐欺の常套手段です。特に個人アカウントからの勧誘には注意が必要です。
④架空業者による先払い詐欺の被害
Google広告に表示された「新米収穫祭」の特設ページ。
デザインもプロっぽく、見た目にはまったく怪しさがなかったため、60代男性は安心して振込決済を選択。
注文後、「ご入金ありがとうございます。発送まで3〜5営業日お待ちください」とメールが届いたのを最後に連絡が途絶えました。
その後、検索してもショップは出てこず、メールもエラーに。
消費生活センターに相談したところ、「短期間だけ立ち上げて被害者が増える前にサイトを閉じる典型的な詐欺サイト」とのこと。
「まさか自分が引っかかるなんて」と、落胆を隠せない様子でした。
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お米通販で失敗しない!安全に購入するための5つのコツ
お米通販で失敗しない!安全に購入するための5つのコツをご紹介します。
詐欺に遭わず、安全に美味しいお米を手に入れるために、最低限知っておきたいポイントをまとめました。
①公式サイト・実店舗のある販売元を選ぶ
もっとも安心できるのは、「実店舗が存在する」もしくは「公式ECサイトを運営している」販売元です。
JA(農協)や道の駅、生協など、公的な流通に関わっている農家や団体なら、信頼性が高いと言えます。
また、「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」「Amazon」などの大手モールに公式出店している業者もチェックポイントです。
実際の会社情報、倉庫の住所、対応実績が明記されていることも確認しましょう。
ネットだけでなく、現実に存在しているかを意識することが大切です。
②特商法の表示を確認する
通販サイトには、「特定商取引法に基づく表記」の掲載が法律で義務づけられています。
これが掲載されていなかったり、内容が曖昧だったりした場合は、まず疑ってください。
具体的には、以下の情報が明記されているかを確認しましょう:
確認すべき項目 | 内容 |
---|---|
販売業者名 | 法人名または屋号 |
運営責任者 | 代表者の氏名 |
所在地 | 実在する住所 |
電話番号 | つながる番号 |
支払い方法 | 複数記載されているか |
これらの記載がないサイトは、「信用してはいけないサイト」と考えて行動するのが賢明です。
③後払い・代引きが選べるか確認する
安全な通販サイトは、代金の支払い方法が複数選べます。
なかでも「後払い」「代引き」が可能なサイトは、商品が届いてから支払えるので、万が一のトラブル時もリスクが低くなります。
詐欺サイトの多くは「銀行振込(前払い)しか対応していない」ため、支払い方法を見れば怪しさがすぐにわかります。
クレジットカード決済も、セキュリティ対策が取られているサイトでのみ利用するようにしてください。
「安全に買える手段が用意されているか?」が、安心の第一歩ですよ。
④農林水産省認定マークがあるかチェック
日本のお米には、「産地認証」や「特別栽培米認証」などのマークが存在します。
たとえば、以下のような認証マークをチェックしましょう:
- 農林水産省のGAP認証(Good Agricultural Practice)
- 都道府県別のブランド米ロゴ(例:新潟県認定、秋田県産あきたこまち)
- 特別栽培農産物表示ガイドラインに基づく表示
パッケージや商品ページにこうしたマークがあるだけで、ぐっと安心度が増します。
無印のお米でも安心できる販売元はありますが、初回購入時は「見える証拠」があると安心ですね。
⑤初めてのサイトでは少量から試す
「はじめてのお店でいきなり10kg」は、リスクが高すぎます。
どんなにレビューが良くても、どんなに安くても、まずは少量パック(2kg〜5kg)で試してみるのが基本です。
一度購入してみて、「届くか」「品質はどうか」「対応が丁寧か」をチェックしてから、定期購入やまとめ買いに移行しましょう。
万が一トラブルが起きた場合でも、少量であれば被害を最小限に抑えられます。
通販は“信用できるまで慎重に”が鉄則です。
それでも不安なときは?相談窓口と通報方法まとめ

それでも不安なときは?相談窓口と通報方法まとめを紹介します。
「これって詐欺かも?」と思ったら、早めの相談と通報が命です。ひとりで抱え込まず、正しい窓口へ連絡しましょう。
①消費者ホットライン(188)に相談
全国どこからでも、スマホや固定電話で「188(いやや)」にかければ、最寄りの消費生活センターに接続されます。
通話料はかかりますが、平日・土曜日の昼間に対応しており、担当者が相談内容に応じてアドバイスや仲介をしてくれます。
特に、お米通販で詐欺が疑われる場合は、注文内容や相手の連絡先、やり取りの履歴を手元に用意しておくとスムーズです。
「ちょっと相談するだけでもいいのかな?」という軽い気持ちでもOK。早期相談がトラブル解決のカギです。
②都道府県の消費生活センターを活用
各都道府県や市町村にも「消費生活センター」があり、訪問や電話での相談が可能です。
詐欺やトラブルの事例も豊富に把握しているため、同様の被害について的確なアドバイスがもらえます。
また、業者とのやり取りを代行してくれる「あっせん制度」がある自治体もあり、返金交渉や契約解除を支援してもらえる場合も。
相談は無料なので、不安なときはまず最寄りのセンターを調べて連絡してみましょう。
③詐欺サイトは「フィッシング110番」へ通報
「詐欺かもしれない通販サイトを見つけた」「注文したあとで気づいた」というときは、フィッシング対策協議会の「フィッシング110番」へ通報しましょう。
このサイトでは、実際の詐欺ドメインや模倣サイトが日々リスト化されており、警察やプロバイダへの通報も行われます。
通報は匿名で可能ですが、できるだけURL・スクショ・やり取りの情報などを添えると対処がスムーズになります。
誰かの通報が、他の被害を防ぐことにつながるんです。
④被害にあった場合の返金交渉の流れ
万が一、詐欺に遭ってしまった場合でも、返金をあきらめないでください。
まずやるべきは、支払いに使った「銀行・クレカ会社」への即連絡です。
クレジットカードでの支払いであれば、「チャージバック制度」により返金されることがあります。
銀行振込だった場合でも、「振込詐欺救済法」に基づいて一部返金の可能性があります(振込先口座が凍結された場合など)。
また、消費者センターや法テラスに相談して、内容証明郵便を送るなど、法的な対応も検討しましょう。
「時間が経つほど難しくなる」ため、なるべく早く動くことが大切です。
まとめ|お米通販詐欺から自分と家族を守るために
お米の高騰を背景に、「安くてお得そう」と感じた通販サイトが、実は詐欺だったという被害が急増しています。
特にSNSやDM経由での注文は、手軽な反面、情報があいまいでトラブルも起こりやすいのが現実です。
この記事で紹介したチェックポイントや対策を知っていれば、危険な業者を見分ける力が格段に上がります。
大切なお金を守るためにも、ひと呼吸おいて確認するクセをつけてください。
そして、少しでも不安に思ったら、すぐに専門窓口に相談を。あなた自身と家族を守る最初の一歩です。